人間に必要な物

毎日新聞のコラムにあった
統計上の経済力は物の生産や消費の量で決まる。だが執拗な宣伝で絶えず新商品を押しつける大量生産・大量消費の経済を再生して「新しい国」になれるか、無理だろう、我々の身の回りには物が氾濫している。ロシアの話として小作人が金を貯めて小さな土地を買うと、暮らし向きが良くなりさらに隣との境界線で揉めてさらに広い土地をと買い暮らし向きが良くなったが慣れるとまだ狭いと感じる、そこで田舎に出向いて安い土地をが買える話を聞き村長が「1日歩いた分だけの土地を1000ルーブルで譲ると聞く「ただし日没までに帰らないとダメ」それを聞いて時間の許す限り歩いて半狂乱になって帰るなり血を吐いて死んだ、下男が穴を掘って彼を埋めた。きっかりその穴の大きさだけの土地が、彼に必要な土地のすべてだった-----
物の氾濫している今の世にジョークとして聞いておかないといけないのか真剣に聞いておくべきかさてどっち。
「昔の登り窯跡」