ペリリュー島

第二次世界大戦時には太平洋戦争のマリアナパラオ諸島の戦いにおいてペリリューの戦いの中心地となり激しい戦闘が行われ[1]、旧日本軍の歩兵第2・第15連隊は壊滅した。島内で決戦を行った日米軍の遺構が多く残され、多くの戦車やLVT、零戦などの航空機、破壊された停泊中の艦船や上陸用舟艇、兵士の持っていた水筒、ヘルメットなどが島内に点在しているほか、現地民間人等の戦没者墓苑がある。今日の島の植生は主に戦闘によって焼失したあとに再生したものであり、戦争の傷跡を癒している。天皇皇后は2015年4月8日から9日にかけてのパラオ行幸啓に際し、島の南端に日本国政府が1985年設置した慰霊碑「西太平洋戦没者の碑」を訪問する。


司令部跡



戦車の残骸